2021年のIPO当選銘柄(【4262】ニフティライフスタイル)の状況整理をしてみる

上場日等の詳細情報は、みんなの株式のIPO情報を参照して下さい。

IPO(4262_ニフティライフスタイル_みずほ証券)

[2021/12/23 更新]
みずほ証券で当選。REIT当選は全くしないのに個別株式銘柄は当選するみずほ証券、この傾向は依然として継続中。

事業内容としては、行動支援サービス事業(行動支援プラットフォームサービス、行動支援ソリューションサービス)を行っている。

この行動支援とは何だろう? と探ると、WEB技術を用い生活に密着したサービスを提供すること。主に下記の通り。

  • 不動産検索サービスとオンライン内見(内覧)
  • 温泉情報検索ポータル
  • 求人検索ポータル
  • EC・求人・不動産・旅行サイトなどの運営者の方に向けた、WEB広告出稿の最適化ソリューションツール提供

データフィードを最適化するソリューションのみがBtoBのWEBツール、他はBtoC。また、オンライン内見は2019年に子会社化したTryellにて提供している。

行動様式(不動産、求人)と旅行関連(温泉情報)、およびそれらをつなぐツールをビジネスサイドに提供、という一貫性はある印象。そういう意味だと、上場して認知度と更に高めるとともに、シナジー効果の発揮できる企業の買収を進めていくだろう、と予想できる。“ニフティ”という冠を敢えて付け続けたのも認知度を保つためでもあるのだろう。

上場しており、且つ近しい時価総額の銘柄としては、【6538】キャリアインデックス、【6054】リブセンスあたり。売上高などから、PER30倍程度、時価総額として200億円がひとつの目安かな、といった感じ。

上場時に得た資金の使途は、認知拡大・ブランディングのための広告宣伝費用、優秀な人材確保のための人件費・採用費や、事業拡大のためのソフトウエア開発費用として充当する予定。借入金の返済など、運転するためのその場しのぎではなく、しっかりと目的に向かって進もうとしているのは好感触。

直近のIPOバブルは落ち着き過度な高騰も無いことが予想され、また企業としてもとくにマイナス面も感じないことから、しばらく保有は続けていこうと思う。

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