チネチッタで『ブラック・スワン』を観てきた

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チネチッタでの鑑賞、16:50の回。6月19日は、1,000円の日! ということで、『奇跡』に続き、連続鑑賞をすることにした。

本作品は、第83回アカデミー賞で5部門でノミネートされ、アカデミー主演女優賞をナタリー・ポートマンが受賞している。

ジャンルとして、いろいろと意見が分かれそうだが、個人的には『アメリカン・ビューティー』に近いものを感じた。最近だと、『シリアスマン』かな。決して内容は近くないんだけど、根底に蠢いている部分は似通っているなぁ、という個人的な印象。だから、ジャンルはヒューマンドラマになるのかな。サイコスリラー映画と紹介されているところもあるが、あくまでそれは外面的な意味で、作品の本質としてはスリラーは当てはまらないと感じた。

あらすじを2~3行で記す練習! バレエの代表的な演目である『白鳥の湖』の”The Swan Queen”(ホワイトスワン&ブラックスワン)に抜擢されたニナは、その日を境に重圧により徐々に精神が崩壊していく。振り付け師の「自分を解放しろ」という言葉を刻み込んだボロボロの心身状態で、いよいよ初の大舞台に挑む。

ニナの精神の崩壊の描き方がとてもサイコスリラーチック。ワッと驚かせる場面なんかは、ホラー顔負けじゃないか、というほど。バレエ以外でそのようなシーンが頻発するもんだから、なかなか心休まる場面もない。怒濤のような勢いで物語はクライマックスまで駆けていった。エンドロールが流れ始めても意識は削がれることなく、延々と流れゆく文字列を眺め続けていた。そういや、かなりの人が劇場に入っていたんだけど、エンドロールのタイミングで席を立つ人は驚くほど少なかったな。みんな、画におされ、息つく暇が無かったのかもしれない。

あとは、ちょっとだけネタバレ的な所感。

全体的にCGが詰め込まれていたのは、万人が納得するバレエの画を出せなかったからだろうね。ただ、ニナが最後にブラック・スワンへと独自の解釈で変貌する場面。あそこは、CGがしっかり生きていた。ニナの心情を具現化することで、観る側にとってはとても分かりやすく捉えることができた。しかし、あの場面は圧巻だった。赤と黒と白のコントラスト。まさに狂気そのもの。バレエとして、あの魅せ方は逸脱してしまっている気がするが、映画ならではの心情描写の表現としては抜群の良さを感じた。ふと、本格的にバレエをやっている人からしてみたら、どのような感じ方になってしまうのだろうか。

この映画は、題材のバレエからしてみても、映像が最大に物を言う作品。是非、興味のある方は劇場で観てもらいたい作品です。まだまだ、あと2ヶ月くらいは余裕で上映していそうだね。

評点: (9/10)

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