2021年のIPO当選銘柄(【4375】セーフィー)の状況整理をしてみる

上場日等の詳細情報は、みんなの株式のIPO情報を参照して下さい。

IPO(4375_セーフィー_みずほ証券)

[2021/09/28 更新]
みずほ証券で当選。REIT当選は全くしないのに個別株式銘柄は当選するみずほ証券、この傾向は依然として継続中。

クラウド型の映像プラットフォームの提供を行っている企業。無形だけでなく、有形であるカメラも自社で造っているメーカーの側面も持つ。SORACOMをふっと思い出す。

役員を見てもSONYの息がかかっているように感じられる。株主構成としても、上位にソニーネットワークコミュニケーションがいる。また、サービス導入企業が株主に名を連ねている点も他のベンチャー企業とは趣が異なる。即売り少なく固いイメージ。

上場しており、且つ近しい時価総額の銘柄としては、【3694】オプティム くらいしか存在しない。ただし、セーフィー自体が漸く黒字化に転じてきた段階なのであまり比較はできない。それに加えて、オプティムを協力関係を築いていくパートナー企業としているため、中での役割としては区別化されている。そういう点では、比較対象としてはあまり適さない。

上場時に得た資金の使途は、広告宣伝費と人件費に振られる。とくに人件費については、今年度3Qから来年度にかけて本格的に動き、大きな業務拡大がうかがえる。開発面は基盤が構築できているため、当該プラットフォームを活かした横展開をハードウェア、ソフトウェアと掛けていくのだろう。とくにクラウド側はアプリケーションも含め日進月歩で進化しているため、人材の厚みが必要であるとともに、そこに精通したフロント人材も必要。

急いだ海外展開ではなく、まずは地固めとして業界を絞って深掘りし知見をためていくところも好感が持てる。そういう面でも将来的な成長に期待が持てるしワクワクもする。したがって、もちろん長期保有していきます。

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