大枠の間取りが決まってから約1か月、建築法への適合や各所の取り合いを煮詰めてもらい基本設計がひとまず完了した。ただし、間取りに関しては、今後の工務店との対話などから変遷を遂げていくことになるとのこと。細かい点、また予算次第ではばっさりと変更が加わっていく。
とはいえ、基本設計完了はめでたい! とのことで、4枚の図面(平面図&断面図)を載せる。前回の間取りの記事の繰り返しになるが、狙いは回遊動線。行き止まりとなっていい部屋は行き止まりとし、それ以外の部屋はできるだけ複数の出入り口を設ける。
1Fの平面図。“玄関”、“通り廊下”、“寝室”、“土間”が回遊動線となっている。
2Fの平面図。“リビング”、“キッチン”、“多目的スペース”が回遊動線となっている。多目的スペースは、基本的にはパントリーとして使用、家族が増えてどうしても個室が必要になったならば、その用途でも使える仕様としている。なお、“階段2”から小屋裏へと上がることができる。
側面断面図。
正面断面図。
細かい図面、仕上げ表を元手に、設計事務所より、地場の工務店3社に相見積もりを取ってもらい、無事に予算内に収まるところが選定できた。
選定した工務店のWEBサイトを見ても、かなり個人好みの固い印象。設計事務所の“あうん”に飲まれるような雰囲気は感じられない。30年以上前に立ち上がっている歴史ある会社で、加えて営業人員がおらず、ほとんどの社員が現場監督。江戸川区に会社を構えているのも好印象。やはり、近場ですぐに来てもらえるのはありがたい。何かあれば、こちらからも訪ねることができそうだ。
設計事務所の設計業務は11月30日まで。12月1日以降は、現場設計管理業務へと移り変わる。ここから約半年、地盤調査や基本設計に基づいた実施設計を行っていく。カスタマー向け既製品(キッチン、トイレ、エアコンなど)選びは、極力こちら施主側で行い、それ以外のところに設計事務所には集中してもらう。やはり、コスト面を考慮しつつも個人で選んだ建材を入れ込んでいきたい。