昨年12月の同様のジョイントライブには行けなかったが、今回はしっかりと参戦。日比谷野音とLIQUID ROOMばかりなので、Zepp Shinjukuの勝手に少しドキドキしていた。
新宿歌舞伎町の映画広場の正面にでんと構えるサイネージに映るライブ案内。雨で薄暗いからか、より際立つシアン色。
整理番号は、A-130番台。この番号あたりだとBOSE側よりANI側がほんの少し空いている。今回もそうだったので、必然的にANIサイドを陣取る。
開幕一発目は『ドゥビドゥWhat?』。約30年前のトラックなのに全く色褪せさせないから嵌り続けるのだろうな、と改めて思う。
ハコの音響とSTUTS&スチャダラパーのセッションで身体は深く落ちていく。だから、もうセットリストなんてうろ覚え。『ライツカメラアクション』も『CHECK THE WORD』も『アーバン文法』もやってるけど、すべて新しいトラックに聴こえてくるから新鮮味。また、『B-BOYブンガク』はSTUTSのバックグラウンド込みだったり、RYO-Zと共にやる『今夜はブギー・バック』の混濁さはこれまた新鮮味。
ラヴィットの話も絡ませての『Pointless 5 (feat. PUNPEE)』は、地下深いライブハウスだからこその味がある。「あぁ、もうすぐ終わっちゃうなぁ」という感情も一緒に流れ込んでくる。
そして閉幕。
時計を見ると21時30分、開演から2時間半も経っていた。外に出ると新宿の煌びやかさが、未だライブの続きを彷彿とさせる。
そういえば唐突に次回の告知がなされた。今年11月17日の日比谷野外大音楽堂。リニューアル工事はどうなったんだっけ? と頭によぎったけれど、また楽しめるいっか、と深く考えないことにした。