キネカ大森で『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を観てきた

キネカ大森 > シアター2 > 座席C-6~8 にて、15:50の回を鑑賞。

前回観たボリウッド映画は『RRR』。本作は、『RRR』とは異なり、ハートフルな印象をポスターなどから受ける。

予備知識は入れたくないのだけれど、長丁場な映画ということもあり、少し内容を調べてみた。ハートフルなだけの映画ではない。パキスタンとインドの国と国の関係にまで発展していくと読めた。何かしら、分かりやすい対立関係を主軸に置くのは『RRR』と同じ。インド映画の定石が見えてきた。

『バジュランギおじさんと、小さな迷子』のシアター前ポスター

ラストシーンは、ネタバレ無くても容易に想像がつく。声が全く出せないシャヒーダー(ムンニ)が、最後に「バジュランギおじさん!!!」って叫んでみんなで踊って終わりだろう、きっと。

結果としては、8割がた正解。最後は、余韻をじっくりしっかり観客に感じてもらいながらの終幕だった。

日本は島国なので、陸続きの国境を実際目で見て知ることは現地に行かない限りできない。ここに、国と国の根深いしがらみが関係するならば、より国境の重みは増してくる。

この映画を観る場合、以下の2点を事前に学んでおくとより楽しめると感じる。

  1. 南アジアの宗教、および宗教における禁忌事項
  2. インドとパキスタンの領土問題、および衝突の歴史

2時間39分という長い時間の映画だったが、家族全員しっかりと最後まで観ることができた。『RRR』のような疲れも無かったので、やはりインド映画にも向き不向きがあるな、と感じたのでした。

公式サイト: バジュランギおじさんと、小さな迷子

私的お気に入り度: (8.5/10)

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