テアトル新宿 > スクリーン1(odessaシアター) > 座席D-9 にて、21:00の回を鑑賞。
就業後にダッシュで新宿に向かう。夕食をゆっくり食べてから行こうかと思っていたが、案の定、仕事が立て込みペットボトルのみ手に持ち映画館に入る。
ノンフィクション&一部フィクションとのことだが、そんなん取っ払って楽しむ。東京五輪開催前後、なんだかんだで曰く付きのオリンピックになってしまったが、その陰で絶滅しつつあるコンビニの成人雑誌の出版にまつわるドラマとなっている。外国人が多く訪日するということで、誰かが決めた日本の負の文化とされている当該雑誌が徹底的に排除されていく。そんな時代の移り変わりの中に入社してきた新入社員が主人公。
バッドマガジンズは何を指すのだろう。この作品で出てくる雑誌は人によってはすべてグッドマガジンズ。でも時代に抗えなくなりグッドバイしてしまう。
そういえば、院生時代に紙媒体が好きなこともあり理系出版社に入ろうといろいろと入社試験を受け、一社から内定をもらったものの、自身のやりたいことを再度徹底的に見つめなおして蹴ったことを思い出した。成人雑誌ではないが、やはり読者が限定される理系雑誌の会社だったので、少し当時と重ね合わせていた。ちなみに、内定をもらった会社はまだ存続しているが、競合他社はばたばたと倒産している。しかも、民事再生ではなく破産申請がほとんど。厳しい業界……。
公式サイト: グッドバイ、バッドマガジンズ
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