京成ローザ10で『怪物』を観てきた

京成ローザ10 > ウエスト(WEST) -> スクリーン4 > 座席F-7 にて、13:25の回を鑑賞。

まず、座席について、非常灯がF-6~7、G-6~7、H-6~7は目に入ると思う。要注意。F-7に関しては、体を若干スクリーン側に向けて、非常灯が目に入らないように意識的に心掛けた。

久々の京成ローザ10だが、ウエストは古き良きシネコンという感じ、イーストと比べて暗さを感じる。ポスターも懐かしい感じの展開模様。

『怪物』のポスター

多視点での紐解きに近い本作は、事前知識なく、もちろんネタバレなく観た方が良い。加えて、センシティブ。いろいろなベクトルの視点が、同じ中心点に向かうことで、本作のポスターにも掲げられている「怪物だーれだ」の意味合いが氷解していく。

さて、監督は是枝裕和、脚本は坂元裕二、音楽は坂本龍一、主演女優は安藤サクラとなっている。坂本龍一の遺作として話題となっているが、監督を始めそうそうたるメンツ。そういえば、是枝監督・脚本の『空気人形』鑑賞時に購入したコットンのトートバッグは今も活用中。

坂本龍一の音楽は、本当に作品に溶け込んでおり、全く違和感を覚えない。一方で、最終場面などは、ぐぐっと音楽によってより映画の世界に引き込まれ、欲しいところで“コレ!”っという音楽を提供してくれる素晴らしさ。

個人的には、コロナ前の10年間も含めて、かなり好きな作品だった。もう1度観直してみたいと終演後に思ったのは、『マルホランド・ドライブ』にまで遡るかも。

ネタバレは無く一言申すとしたら、永山瑛太扮する保利も、物語の後半になるにしたがって巻き込まれ体質なことが浮き彫りになっていくのだが、それでもたいがい狂っていると感じた。「怪物だーれだ」は本当に誰にでも向けられるメッセージとなっていった。

公式サイト: 怪物

私的お気に入り度: (10/10)

スポンサーリンク
広告_レクタングル(大)
広告_レクタングル(大)

シェアする

スポンサーリンク
広告_レクタングル(大)