毎年恒例のこのイベント。スペシャルゲストは相対性理論、DJはKzaだ。そういや、ANI登場時に、「今回で5、6回目?」と言っていて、そういや何回目だろうとサルベージしてみたら、今回で7回目でした。去年の『PAYDAY ’11』は行けんかったから、皆勤賞はゲットできず。ちなみに、相対性理論と一緒にLIQUIDROOMで演るのは2度目ね。あのプライベートレッスンから2年半かぁ、早いなぁ。その間に相対性理論の真部(ベース)&西浦(ドラムス)は脱退しちゃうし、いろいろありました。
そんなことはさておき、17時開場だったんだけど、機材調整やリハの遅れから30分ほど遅れての開場。新木場のイベントに行けなかったこともあり、急いで『余談 エピソード4』と『よりぬきスチャダラ全力投球!』を購入し、真ん中あたりの仕切りポールに身を預ける。先週から胃腸の調子が最悪で無理はできないので、前方ははなから諦めていた。
開場から18:15までKzaがステージ向かって左方で回す。そして幕開け、トップバッターは相対性理論。新曲からスタート。メンバー交代後の初ライブとなった6月の『位相 I』の不安定さは薄れ、相対性理論第二幕を強く感じた。今までにない鮮やかなロックテイスト、そこに今まで通りのやくしまるえつこ嬢の声が乗っかってくる。『LOVEずっきゅん』を挟み、また新曲『わたしのフィアンセ』。これは河口湖で聴いた! この後に、ハローワークを元ネタにしたMCが入る。
「ショク……ショクアン(職安)……職安パーンチ」(NO悲壮感)
その後は、『気になるあの娘』などの従来の曲や新曲を織り交ぜつつ、最後に『スマトラ警備』で締め。えつこ嬢が「またね」と言って去っていったので、こりゃ最後はブギバでセンターはやくしまるえつこだな、と直感した。ここ最近の流れだと当たり前ですね。
そして、いよいよTHE HELLO WORKSの登場。盛り上がり方が異常。やはり、今日はPAYDAYだった。幕開け1発目はロボ宙単独インザハウス。そして流れるようにBOSEとANIが登場。ついでに、中原昌也も『DIMENSIONS』の例の場面で出てきて賑やかし。
そういや、今日はとてもMCが多かった気がする。そして、相対性理論が演っているときとの客の温度差の違いをマイク越しに伝えていたりも。他にもあったんだけど、何となく相対性理論の面々はこのMCを聞いて微妙な感じにならないのかしら、とか何とか思ったりしていた。楽屋に届くんじゃないの、とか余計な心配とか。
さて、今日はスチャダラパーのトラックは少なめにどっさりTHE HELLO WORKS仕様だった。『MURDER MUZIK』もしっかりばっちり。『Discoteca Pacifica』で体動かすこともも健在。もちろん、『ライツカメラアクション』など織り交ぜ、スチャダラパーの持ち味も存分に感じられた。あと、ロボ宙の見せ場も! そんなライブはあっという間に暗転の時を迎えた。
残すは、おそらく『今夜はブギーバック』のみ。ライトがハコを再び包み込み、THE HELLO WORKS&相対性理論&なぜか中原昌也がステージに戻ってくる。演じるは、もちろん甘いスイート&ハニー。異様な盛り上がりを会場が見せていた。BOSEのコール&レスポンスも冴えている。BOSE「相対性!?」、オーディエンス「理論! 理論!」。完璧だ。最後にえつこ嬢が「おやすみ」と言わずにつかつかと去っていったのには何だかもやもやを感じたりもしたが、今年のライブ納めとしては満足。来年のスチャダラパーの動向がまた楽しみになったのでした。