河口湖ステラシアターで相対性理論『DUM-DUM PARTY ‘2012 -夏の黄金比-』に参戦してきた

向かう、ステラシアター。運良くホール横の駐車場に止めることができ、小雨のぱらつく中、駆け足でホール内に入る。アリーナ2列目、会場の構造上、見上げる座席になるだろうと踏んでいた。杞憂でした。特別セットが用意されており、ステージと同じ目線の位置。アーティストがすぐそばだよ、びっくり。

初っ端は、Stevie Jackson。ギター一本持って、シアター内に素敵な歌声が広がる。ちなみに、相対性理論だけを目的に参戦したので、The Vaselinesも含めて無知。だからこそ、この会場で聴きながら、知ろうと思っていた。MC少なめでガンガン楽曲をこなしていく。この曲名知りたい! と思っても分からないのが歯がゆい。

日もとっぷり暮れだした頃に相対性理論が登場する。Zepp東京の時と同じように、明滅するまだら青色の棒をブォンブォン振り回しつつ歌うやくしまるえつこ。近くで見て分かったんだけど、この棒で音に介入している気がした。さて、前回のZepp東京よりも正直ステラホールの方が相対性理論の良さが出ていた。会場の造りが良いからだろうか、歌声が透き通るようにシアター内を駆け巡る。

『元素紀行』からスタートし、「人工衛星は人がつくったんだよ」というMCの後に『人工衛星』を歌う。『ほうき星』のあとに、河口湖にちなんで「富士山は渡さない!」のMC、そして『Z女戦争』に繋がる。ももクロの楽曲を作り手のやくしまるえつこが歌うとこうも雰囲気が変わるものか。アンコールは、『ムーンライト銀河』。ステラシアターを、河口湖を飲み込まんばかりの演出でした。長い長い前置きと、歌に入る直前の開放感は会場にいないと伝わらない。いいものを見ちゃったよ、都内じゃ味わえない感覚だよ。

閉幕後に外に出ると雨はきれいに上がっていた。もっと早く止めば良かったのに……、と思いつつも、雨が降ったからこそ、美術館に行けたし、余裕を持ってハンバーガーも食べることができた。終わりよければすべて良し! だから、帰宅までがライブです。中央自動車道を安全運転で乗り越えるたびに向かった。

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