新宿ピカデリー > スクリーン3(7階) > 座席E-12 にて、19:45の回を鑑賞。
『PERFECT BLUE パーフェクトブルー』から約4カ月。今敏原案・監督作品、脚本は村井さだゆきと共に。前述の『PERFECT BLUE』と同タッグである。
今敏作品をこの時代に映画館で、しかもそれなりの大き目のシアターで観ることができるのは嬉しい。音響効果やスクリーンの画作りも進化しており、動きのある『千年女優』もぴったりだった。
20年以上前の作品でありレビューもあふれかえっているので、個人的な感想のみ。「主人公(千代子)は女優人生じゃなく人生女優歩んでるなぁ…、でも何だかモヤモヤするなぁ」と思っていたら、終幕直前の一言で全てスッキリさせてくれた。
観客に答えを委ねないキレイな終わり方は、今の時代だとあまり無い印象。だからこそ映える。また、その後の平沢進のED『ロタティオン(LOTUS-2)』への繋がりは秀逸でとっても身に染みた。音楽から映像を描き出す手法を取り入れた本作も頷けるものだった。
公式サイト: 千年女優
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