2025年のIPO当選銘柄(【402A】アクセルスペースホールディングス)の状況整理をしてみる

上場日等の詳細情報は、みんなの株式のIPO情報を参照して下さい。

[2025/08/12 更新]
SMBC日興証券にて、家族共に1単元ずつ、計2単元当選。

IPO(402A_アクセルスペースホールディングス_SMBC日興証券)(当選)

本銘柄の事業内容は、“小型衛星の設計・製造・打上・運用サービス(AxelLiner事業)及び光学衛星画像の販売及び衛星画像を用いたソリューションサービスの提供(AxelGlobe事業)”とある。なお、IPOの資金用途は、“投融資資金および運転資金”とのこと。

具体的には、2027年5月期打ち上げ予定の中分解能衛星(GRUS-3)7機、および2028年5月期打ち上げ予定の高分解能衛星3機に対する材料費、経費、打ち上げ費など設備資金が主で、5,654百万円。他に、AxelLiner事業での高分解能衛星の開発、および小型衛星の汎用化を見据えた研究活動、AxelGlobe事業におけるソリューション強化のための研究資金として、2,084百万円。

だいぶ馴染みの出てきた宇宙系のIPOであるが、見た限りだと実績をしっかり積んだうえでの上場と見える。アクセルスペースの設立は2008年、一方ですでに上場している宇宙銘柄のispaceの設立が2010年、アストロスケールの創業が2013年。それらと比較しても古参だ。

銘柄的にPERはまったく宛にならない。今後の成長性に期待して、いかに我慢強く持ち続けるか、もしくは初値付近で売り抜けるのか、の2択。

ispace(9348)は初値1,000円を付けた後、約50%上昇し翌週にはさらに約50%上昇。アストロスケールHD(186A)は、初値1,281円を付けた後、約23%上昇。両銘柄ともに、数日間で付けた高値が上場来最高値となっている。

2025年8月12日現在で、ispaceは538円、アストロスケールは684円。残念ながら、現在の値としてアストロスケールは公開価格を割っている。アクセルスペースの時価総額は、ispaceの約1/3、アストロスケールの約1/4。一方で売上高はアストロスケールと同等。ispaceの上場の時ほどの過熱感は無いと考えると、初値は1,000円前後で落ち着き、突風として1,400円を上限に高騰し、城定から1カ月程度過ぎたころには700円近辺で推移するかな、と想像です。

スポンサーリンク
広告_レクタングル(大)