【注文住宅】【DIY】ネットワーク環境構築(ネットワーク機器設置)

前回のLANケーブル配線の記事から約1年経った。今年(2022年)の3月にNETGEARの『EAX20-100JPS AX1800』を手に入れて、漸くGWにすべてのネットワーク環境構築が完了できた。

メッシュエクステンダーが無くても実は家庭内無線LAN環境は、しっかりばっちりWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)で運用できていた。ただ、今年の3月某日に無線LANを活用できる車を購入したことで状況に変化が起こる。無線LANの利用可能規格がおそらくIEEE 802.11axではない(明記されていないが、受信感度からそう判断)。そのため、元々設置しようとしてた、玄関そばクロークの中の棚上(注文住宅だからこそ、こんな辺鄙なところにもコンセントの設置が可能!)をいよいよ活用することにした。

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ちなみに、もう片方のコンセントは下方に設置してある。平面図だからその辺はわかりづらい。

話を冒頭に戻して、ネットワーク機器設置について。まずは、小屋裏に敷設済みであるauひかり向けのNECのホームゲートウェイ『Aterm BL1000HW』とPanasonic(パナソニックEWネットワークス)の『Switch-M8eGLPWR+(PN28088)』、およびNETGEARの『AX6000 Nighthawk AX12 RAX120-100JPS』を接続するべくコンフィグレーション設定を行う。なお、PanasonicのL2スイッチはPoE給電目的、NETGEARのルータは将来的な“auひかり ホーム5ギガ”を契約変更を考慮しての選択。

併せて、Panasonicの『Switch-M8eGLPWR+』にぶら下げる下流側L2スイッチとして、NETGEARの『GS105PE-10000S』を2台、同メーカーの『GS108Tv3(GS108T-300JPS)』を1台のコンフィグ設定も行う。

メインPCで作業を行いたかったので、まずは『Aterm BL1000HW』に敷設済みの小屋裏側LANケーブルを接続し、対する下流側LANケーブルに各L2スイッチを接続する。なお、メインPCはWi-Fiにて接続。ASUSのPCI-E WiFi 6(802.11ax)アダプター『PCE-AX58BT』を購入していたことが生きてくる。

なお、『GS105PE-10000S』、『GS108Tv3(GS108T-300JPS)』共に“リミテッドライフタイムハードウェア保証”が適用されるため、ほぼ半永久的にサポートを受けることができる。故障した場合は、修理ではなく交換になるだろうが、安心感は半端ない。

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そういえば、『Switch-M8eGLPWR+』にコンフィグを流し込む際には、USBコンソールケーブルを使用。USBからRJ45コンソールケーブルを経由で自前PCのUSBポートに接続可能で、RS232/DB9アダプタを使用しなくてもいいので必須ともいえる。

なお、有線側は“auひかり テレビサービス”を利用している関係で、“192.168.0/24”ネットワーク環境に統一している。ホームゲートウェイのデフォルトのLAN側ネットワークと整えておきたいことが目的。さて、セットトップボックス(STB)(STW2000)との接続を始め、テレビ、ブルーレイレコーダー、ゲーム機(Wii U)と、リビングの有線接続を終える。とくに問題なし。メインPC周りの接続も終える。無線LAN接続も可能だが、極力遅延や瞬断の発生頻度が少ない有線を選択する。

最後に、各種スイッチにダストカバー(埃除けキャップ)を付ける。UTPポート用、SFPポート用、それぞれに準備していたものを取り付けた。ただし、放熱を考えると付けない場合が良いケースもある。とくにファンレス機器は運用時の熱の具合を確かめた方が良い。

続いて、無線LAN。『AX6000 Nighthawk AX12 RAX120-100JPS』を2Fリビングに配置し、小屋裏の『Aterm BL1000HW』と直結する。Wi-Fi(2.4GHz、5GHz 両周波数帯)の設定も完了し、エッジ端末での動作確認も完了した。ここまでが、2021年5月9日までの出来事。

そして、約1年後の2022年のGWに『EAX20-100JPS AX1800』設定を完了させた。屋外の車中でも問題なくWi-Fiの電波をキャッチできた。

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2018年12月末に引き渡しが完了してから3年半。一段落つけることができた。すべて自前で整えているため、トラブルが発生しても切り分けは容易だろう。インターネット環境が無くなることは、テレワークが今後も続くことを考えると、家の引き渡し時点よりも格段に死活問題となる。その点でもよかったと思える。注文住宅の醍醐味のひとつ、大変でもあり楽しくもある。

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