地盤改良のために杭施工を行う。PSD-S工法IIを採用し、採用パイルはRCとなる。規格は“Φ250㎜、L3.0m”で、これを28本打ち込む。耐荷重を100%上回る、200%まで耐えうる数値となっており、この地区では過剰な施工内容とはなる。しかし、一帯が元々湿地帯であることに加えゼロメートル地区であることから、昨今の地震や河川反乱を目の当たりにしているとひとまずの安心感は持てる。
水害時を想定して更地復旧を考えると鉄鋼杭の方が良さそうに思えたが、性能面や水害時の現状まま復旧の手立てもあることから、RCパイルを選択した。
杭打込み完了。
杭頭レベル整える。パイルカットのために切断水を掛け切断。
最後に土を戻し整地。杭はすべて見えなくなりました。
実際の現場を見ることができたので、杭が確実に打ち込まれていること、施工の正確性も確認することができた。そして、土を被せてしまえば何も見えなくなる恐怖感。見える化の安心感。高いお金を掛けて一生に一度の買い物をするだけに、隠蔽される箇所をしっかりと見ることは改めて重要だと感じたのでした。