大阪城音楽堂でスチャダラパー『スチャダラ2011 それぞれの秋』に参戦してきた

7月頭の日比谷の野音に引き続き、大阪城の野音に行ってきた。天気予報で雨天予報だったが、まさかあの瞬間で雨が降ってくるとは……。思い出深い日になりました。

司会は千鳥。フェスの司会慣れしていないせいか、コールが怪しい。そんな中のトップバッターは脱線3。大阪の方が東京に比べて彼らの雰囲気にマッチしている。そして、DODDODO。即興で作成というお面をホウキにくっつけ天真爛漫な姿を見せつける。with DJ MIGHTY MARS。

お次に登場はマキタスポーツ。爆笑オンエアバトルで印象に残っていたが、しっかり自分の耳で聴くと確かに歌が上手い。歌詞の中で、「歌が上手い」を連呼するだけのことはある。一気に会場に熱が入った気がします。出番が終わった後の千鳥との掛け合いのときに、ふっとレイザーラモンHGが登場。ステージで見るとがたいが良いせいか、とっても大きい! そして、新ネタ、というか新キャラを披露。レイザーラモンHL。Hard Les(bian)。あまりの場の盛り下がりに、一気に残暑が去り秋が訪れたのでした。(ちなみに、このあとぐっと冷え込み、空には高積雲が混ざりだし、雨を予感させ始めた)。

秋を迎えて登場したTOKYO No.1 SOUL SETは最早言うことはない。BIKKEのビールグビグビも相変わらず。Sundayの盛り上がりをそのままに……、あやまんJAPANがぐいっと登場。日比谷では、ファンタジスタさくらだが客席から遊んでいたが、今回はしっかりステージで。放送禁止用語を華麗に吐きつつ去っていきました。

徐々に空が雲に覆われ始めた頃、オリジナル・ラブの田島貴男が登場。『接吻 kiss』を生で聴いちゃうと心が奪われちゃう。そういえば、隣の席にいたおばさまはガシガシガシガシ写真を撮りまくっていた。スチャダラパー目当てじゃない、間違いない。『カミングスーン featuring スチャダラパー』でしびれた後に、麒麟が登場。川島が『接吻 kiss』を、田島さんが麒麟のフレーズ「麒麟です」を言っちゃうというサービスを見せた。

そして、二階堂和美にバトンタッチ。隣のおばさまも田島さんが去った後にログアウト。実はコレがとても適切なタイミングだった。和美さんが歌い出したと同時にポツポツと顔に降りかかるものが。気付けば曇天。5分後には土砂降りの雨になっていた。レインコートを忘れた俺に抜かりはない。ずぶ濡れのままもちろん聴くよ。だって、和美さんもずぶ濡れになりながら歌っているからね。ちなみに、後から調べたらラスト1時間で降った雨量は15mmだったとのこと。かなりの大雨でした。

最後はもちろんスチャダラパー。雨はまったく降り止む様子はない。当然、彼らもずぶ濡れで演じる。まずは、『Bakananova』からスタート。そして、『ライツカメラアクション』。日暮れにぴったりのナンバーなんだけど、この雨の中だとまた違った意味でマッチしている。何にでも合うぞ。

『MURDER MUZIK』に続き、『アーバン文法』。日比谷では見せていない! 久々に聴いたけど、やっぱりいちばん好きなトラックを聴くのはとても嬉しい。ふと思ったけど、この土砂降りの中で「サイバーシティーは今日も雨~」ってのも良かったかもしれない。そして、『ドコンパクトディスク』からの『後者』。この流れ最高でした。大阪に来た甲斐があった。

『かえせ!地球を 2011』のあとに、ジゴロ7集合! 『5th WHEEL 2 the COACH』の時代素敵。野音での『ジゴロ7』は、生々しくて体が疼いて何とも言えない。もちろん、その流れのまま『GET UP AND DANCE』。濡れるステージにどしどし登場してくるオールスターズ。

締めは、やっぱり夏と言ったら――『サマージャム 2011』。ただ、それだけでは終わらない。それぞれの秋だからこそやるトラックがある。『MR.オータム』だ。この連鎖は夏フェスでは絶対あり得ない。トリオザキャップスはいったん幕の裏に引くが、大雨のためアンコールの手拍子待たずにささっと出てくる俊敏さを見せる。最後はやっぱり『今夜はブギーバック with 二階堂和美』。時間ぴったり20時に終了した。そういえば、小藪千豊と五十嵐サキがギリギリ応援に間に合った。

最後まで降り止むことの無かった雨は、閉幕と同時に小降りに、そして15分後にはパタリと止んだ。何というフェスのための雨。BOSEは「今回のことは絶対にリベンジさせて下さい」と言っていた。来年のフェスフラグが立った瞬間でした。

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