テアトル新宿 > スクリーン1 > 座席F-17 にて、21:00の回を鑑賞。
どうにか仕事を終えて、劇場に20分前に到着。いつもの感じだと、ふつうに席確保ができているのだが、今日は想定外の大入り。この理由は、もちろん映画目当てだが、それ以外に終演後にトークイベントが開催されるから。本日は、“映画監督の日!”と銘打って、渋川清彦さん(本作の主演)、武正晴監督(『百円の恋』)、大崎章監督(『お盆の弟』)、足立紳さん(『百円の恋』脚本)、内田英治監督(本作の監督・脚本)、とのこと。
また、上映前に限定ポストカード5枚セットをもらった。手渡しでもらったのは、……アダム・トレルさん!?
映画は、タイトルの通り、下衆な主人公が下衆い世界観をこれでもかっていうくらいに醸し出しています。ただ、下衆なだけに、下衆いやりかたで女優を育てようとしたり、下衆返しをくらって放心したり、下衆なんだけど、「あっ、結局生き方が下衆く見えるだけで、本人は一直線でクソ真面目なんだな」と終盤でようやく気付かされる。それは主人公だけでなく、登場人物全員に。最後の「プライド……、食えんのか、それ」みたいな台詞も、だからこそ生きてくる。
あとは、「お前、いい女だけど、演技は下手だよな」という1フレーズが印象的。相手となる、内田慈さんの演技も素敵でした。
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