スチャダラパー(SDP)の”con10po TOUR”に行ってきた。気付けばSDPのファンになって15年。初めてのツアー参戦だ。関東圏の大学院に進学していて本当によかった。定刻どおりに、恵比寿にある LIQUIDROOMに到着した。ライブハウスには何度も足を運んだことはあるが、東京では初めて。ドキドキしつつ足を踏み入れる。「福岡のそれと変わんないや」。一安心だった。グッズ購入は後回しにして、ロッカーに荷物とアウターを詰め込み、自分の番号が呼ばれるのを待つ。”A247″。それがオレの番号だ。若干きょどりながら、背後で”A250″番台のコールを聞きつつホールへの階段を下りる。前のほうは埋まっているだろう、と思っていた。が! 予想以上にガラガラ。後方で飲み物を手に取りまったりしている人や、端の階段に座っている人が見られる。迷わず前に行く。――1時間ほど待っただろうか。ふとステージの空気が変わる。そして、ライブは始まった。不思議と待ち時間を長く感じることはなかった。やはり、もっとも好きなアーティストの初ライブ。待っている時から既に自分の中でライブは始まっていたのだろう。
始まった瞬間、後ろからすごい波が。ぐいぐい押され、自然と前方があけてくる。最前列に行けなかったが、限りなくそれに近い位置を陣取ることができた。そして、始まるイントロ&『マニュアル』。……それ以降のセットリストに関して完全に抜けてしまった。印象に残ったトラックはかなりあるのだが、それが何トラック目、というのがまったくわからない。そんなわけで、シビれたトラックを挙げていこう。やっぱり、SDPのトラックでもっとも好きな『アーバン文法』、そしてココでコレがくるか! と思った『後者』&『GET UP AND DANCE』、そしてアンコールの『from 喜怒哀楽』。アルバム『con10po』から、『CATCH the DROP』と『5cups』、そして『DISCO SYSTEM』。『CHECK THE WORD』もリリックが頭の中に流水のように流れていたなぁ。約2時間だったけど、ホントあっという間に時間が過ぎ去ってしまったよ。やっぱり、好きなアーティストの歌(ラップ)は生で聴いてこそ、だ。ライブハウスだろうが、今後は臆せずにひとりでも突入しようと思う。
そうそう、戦利品。SDPのサイン色紙とロボ宙のサイン入りCDをゲットしてみた。その後、Tシャツを購入しようと思ったけれど、遅すぎた……。望むサイズがすべて売り切れてしまっていた。そうこうしているうちにサインもいつの間にか消えていた。サインを選ぶか、ツアーTシャツを選ぶか、実は結構な選択だったのではないか、と今思う。あとね、帰り際にRIP SLYMEのSUと握手できた。聞く話によると糸井重里も来ていたらしい。著名人も数多く足を運んでいたんだなぁ。やっぱり、スチャダラパーはすごいわ。