恵比寿ガーデンシネマにて、掲題の作品を観てきた。11:10の回。フランスにおいて、とっても有名な絵本が原作のこの作品。2009年3月に誕生50周年を迎えた。50周年……、もうすぐ65周年の『サザエさん』と、昨年40周年を迎えた『ドラえもん』の丁度間の作品、と考えると、とても歴史が深い。
フランス映画なので、軽快ながらもどこか緩やかなときの流れを感じることのできるハートフルコメディと踏んでいた。だけど、違った。フランスのオシャレな感じは残しつつ、軽快に追い打ちをかけまくるコメディだった。ただ、無理矢理に観客を笑わせるようなコメディではない。日常の何気ない行動を基軸としつつ、自然と観客を笑わせてくれる。ドッという一瞬を狙った笑いではなく、クスクスという軽やかで持続する笑い。
テーマは、「ボクに弟ができちゃう!!」。弟ができるのは期待と不安でいっぱい。小学生のニコラは、この気持ちを整理するために、仲間達といろんな計画を企て実行に移す。小学生の思いつく計画が盛りだくさん。さてさて、結果どうなるのだろう。
あらすじは込み入っておらず一直線。それだけに、子ども達の言動がより際だっていた。そして、何よりも服が可愛い! シーン、シーンで移り変わる服装。「おお、フランスっぽい」という、無責任な感想すら出てしまう。
可愛いものが大好きなら、是非劇場に足を運んで欲しい作品です。きっと、可愛さにあてられ参ってしまうこと間違い無し!
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