シネ・リーブル池袋 > スクリーン1 > 座席I-12~14 にて、16:40の回を鑑賞。
コロナも少し世間的な取り扱い方向が決まってきたこともあり、徐々に映画館へ足を運ぶ回数を増やしていくことにした。その初弾が本作品。さかなクンの半生が描かれた『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』が原作となっている。
展示物はかなり力が入っている。読むだけでも20分くらいかかる。この辺が東京テアトルっぽい、良い感じ。
主人公のミー坊が今のさかなクンに成長するまでのストーリーとなっている。半分以上はフィクションなんだろうけれど、これくらい一途に魚のことが好きで、加えてそれを信じて心から応援してくれる誰かがいないと大成はしないのかなぁ、と感じたり。人生はほんの少しの運も重要なんだな、と……。でないと、ミー坊は世間知らずの頭がおかしい人として路頭に迷っていたと思う。
映画の途中で父親が離脱していたりと、きっと家庭環境は推し量るべし、と受け取る。もちろん、作品の中ではそこまで描かれておらず、あくまでミー坊視点での天真爛漫な一途な思いを貫き通す場面の実が展開されている。
この映画を観る子供にとっては、ミー坊の周りに渦巻く嫌な空気は抑えられているので楽しめる一方で、大人はいろいろと想像を働かせてしまう、という別の楽しみ方(?)をさせてくれる。個人的にも映画を楽しみ、そのあとには自宅でいろいろと情報を集めてもう一度楽しむ(作品を掘り下げる)ことができました。
公式サイト: さかなのこ
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