歯科通院でAM半休を取得したので、開催通知がきていたSBIインシュアランスグループ(7326)の第3回定期株主総会にタイミング良く参加できた。
決議事項としては以下の2議案である。
- 第1号議案: 取締役9名選任の件
- 第2号議案: 補欠監査役1名選任の件
本総会参加目的は、上場後はじめての招集であったこと。公募価格から4割程度下落している現在、どのような言葉が代表取締役より出てくるのか、実際に聞いてみたかった。
参加人数は60~70名程度。招集通知の文面に沿って各議案の説明が為される。その後に質疑応答。以下に主なものを簡単にまとめる。
- Q取締役の保有株式数が少ないのではないか。
- A取締役の各人の判断に任せている。
- Q配当予定を知りたい。
- A利益優先とし暫くは内部留保。事業基盤の強化を行い企業価値を高めていく。いずれは安定的な配当をしていきたい。
- QIPO後に株価下落している。公開価格が高すぎたのではないか。
- A上場後は公開価格近辺で推移しており妥当だと考える。IRに力を入れ会社を知ってもらい、利益を向上させ企業価値を高め、株価を上げていく。
- Q成長の見通し(目指すべき時価総額、ROE)はどうか。また、健康食品などの優待は考えていないのか
- A成長企業であるため数字はない。フィンテック、AI、SBIと協業していく。優待については、コストを考慮して考えていきたい。
- Q取締役は9人も必要か。
- A子会社が5社あり必要だと考える。なお、M&Aも進めており近々6社となる。
- QM&Aの費用はどこから捻出するのか。
- Aグループ全体で実施する。資金は潤沢にある。増資はしない。
- Q短期的な株価上層の戦略はどうか。
- AIRで適宜情報提供し業績を上げていく。なお、自社株買いはしない。配当についても同様。
- Q保守的ではないか。少数株主を軽く見ているのでは? 熱意を感じない。
- A意見を賜った。
株主総会後はしばしの休憩。上場後から株価の下落が続いていることもあり、厳しい意見が多かった。受け答えも役所的な印象を受けた。
その後、経営近況報告会が開催される。ほとんどの株主は残っていたように思える。
以下を強く謳っていた。こぞって、AIとか最先端テクノロジーとか言葉がポンポン出てくるのは、ホントなのかよ? と思ってしまう。言うは易く行うは難し。
- 高い価格競争力
- グループシナジー(相乗効果)
- 最先端テクノロジーの活用
そんなわけで、これまでいくつか参加してきた株主総会の中では紛糾したほうだと思う。個人的にも消化不良感は拭えなかった。