シネ・リーブル池袋は『おくりびと』以来の来訪。『ペルソナ3』と『バードマン』のお客さんでカオス状態でした。そして、劇場内はほぼ満員。「なぜここまで人が多いんだ……」と思ったら、アカデミー賞四部門獲得してたのか。知らんかった。ストーリーとナオミ・ワッツ目当てで訪れたんだけどね。
マイケル・キートン主演の映画であり、彼がこの映画すべてを左右する演技を見せる。ネタバレは避けつつ述べていくのがまた難しい作品。
彼が扮する俳優リーガン・トムソンの心に拡がりゆく闇と、それから開放を望む行動が、ある面ではキャストとのやり取りに及び、ある面ではニューヨーク・シティを縦横無尽に駆け巡る。そんな中で生まれる奇跡と終幕。エンドロールが流れ始めると、色々と結末について考えさせられる、後味の良い作品だった。
私的お気に入り度: