渋谷のシネクイントで観てきたよ。12時40分の回。カップルが多いかな、と思いきや意外とそうでもなかった。客層の事前情報があったとはいえ、少し安心でした。
この映画、いつものように予備知識無しで行ってみた。映画のタイトルから、王道のハッピーエンド、ちょっと違うのは男視点の恋愛映画、そんなことを予想していた。後者はあってたんだけど、前者はふんふんふん。
のめり込んだ部分は、主人公のトムの思考や行動にとっても共感できる部分が多かったから。人に因るのかもしれないけれど、自分としては7割方、「そうだよねー」と感じていた程。また、サマー役のゾーイ・デシャネルがピンポイントに”かわいい”と思えたのもある。
IKEAがデートの場所だったり、公園やカフェでのやり取りがあったりと映画を観る側にとって身近に感じられる部分も多々あった。だからこそ、共感を覚えやすかったのかもしれない。
あとね、この手の恋愛映画で男が主役となると、絶対に喫煙シーンが出てくると思うんだよね。それが全くなかったのは、現代の内でもんもんと悩んでいる男性の印象をより引き立たせていたと思う。
リアリティを持たせつつも映画な部分はしっかり映画してるこの『(500)日のサマー』は、久々に自分の中でヒットした一本だった。観終わった後、運命は自分の手で切り開いていかなくちゃな! と何気に思ったりもした。とても満足できる作品でした。
私的お気に入り度: