ヒューマントラストシネマ有楽町で『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』を観てきた

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ヒューマントラストシネマ有楽町 > スクリーン1 > 座席E-9 にて、19:25の回を鑑賞。

ボン・ボヤージュはフランス語でも比較的よく聞く言葉、「よい旅を」。しかし、穏やかな旅でないことは、原題の『FULL SPEED』からもうかがい知ることができる。

あらすじは公式サイトに任せるとして、車の自動制御装置がabortし速度維持システムが解除できない車内で繰り広げられるコメディとなっている。題材としては、ふつうはアクション映画、パニック映画、サスペンス映画になりがちなのだが、そこが新しい。

加えて、4人家族にトラブルメーカー(主人公の父)が加わることで、車の状況を刻々と悪化させ、車内での暴露大会開催の起点となり、ボン・ボヤージュを程遠くしてしまう。でも、最後には「よい旅を!」に笑顔で皆が答えていたのが、分かっていたオチなのだけれど気持ちが良いものだった。

さて、題材に話を戻すと、この映画では架空の自動制御装置;メドゥーサの故障により引き起こされた車の暴走劇なのだけれど、昨今の自動車業界の動向が微妙にちらつく。あくまでこの物語はフィクションだしこんな事故は絶対にあり得ないのだけれど、“自動制御”というブラックボックスに拠る得体のしれなさが具現化してしまったように感じられる。

ついこの間、7/27に上場廃止となったタカタの根本的な問題も車載システムのひとつであるし、安全・安心の根底が覆ってしまったニュースでもあった。人を生かす装置、システムが人を殺す方向にはたらくことは絶対にあってはならない。

大団円を迎えた後に主人公が言い放った「もう新車は買わない」という言葉など、実はコメディ映画なんだけれども、裏に隠れたメッセージがあるのではないか、と少し気になってみたりしたのでした。

公式サイト: ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~

評点: (7.5/10)