ヒューマントラストシネマ渋谷で『バイバイマン』を観てきた

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ヒューマントラストシネマ渋谷 > スクリーン3 > 座席E-5 にて、14:20の回を鑑賞。

「考えるな 言うな 考えるな 言うな ……」という文字列がフライヤーで光を放つ映画。今までにありそうで無かったホラー映画ということで、渋谷に足を運ぶ。平日の昼間にも拘らず、学生や老夫婦など年代問わない客層。そして、席の9割くらいが埋まる。映画館の未来は明るい。

ネタバレをはさみます。

当人以外の者(第三者)には見えない化物が死を招く物語。深層心理に入り込み、最後には夢か現か分からなくなってしまう。夢のうちに死ねるならば、まだ幸せかもしれない。共通して各人に心の奥に踏み込んでくる人物が“バイバイマン”。名前の通りの人物である。

アイデア良く展開される世界はとても期待がもてるのに、“なぜ何”が何ひとつ解決しない。バイバイマンは何者でどこからやって来たのか、バイバイマンが必ず連れている犬の正体は何か、その犬はなぜ死んでいった者を食べるのか、といった根本部分が解かれることも無く、主人公が自殺し次なる死の連鎖が始まりそうなところで幕を下ろした。どう考えても続編やりますよ、的な。

一般的なホラーとは少し性質が違い、謎解きや伏線の回収があることで深みが増す作品だと感じた。それだけに、バイバイマンがしっかりとした人間の形をしておりキャラ立ちも薄いのは致命的。各人の心に、頭の中に共通して現れる人物(?)ならば、物語の冒頭からフードなんて被らずガッツリしっかり、『SAW』のジグソウばりにインパクトを観る側に与えたほうが良かったのではないか。今のままだと、『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモートの親族みたいな印象で終わってしまう。似たキャラクターが他の映画に既に存在するため、恐怖感もあまりない。

続編がほぼあるだろうし、今回のアイデアをベースにどこまで発展させられるか。少しだけ期待してみることにする。

公式サイト: バイバイマン

評点: (2/10)