キネカ大森で『お嬢さん』を観てきた

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キネカ大森 > スクリーン3 > 座席C-4(但し自由席) にて、18:40の回を鑑賞。

サラ・ウォーターズの小説『荊の城』が原作。パク・チャヌク監督作品。1930年代の日本統治下の韓国を舞台にしている。スラム街の詐欺師集団が、韓国にある日本の富豪一家の財産をせしめようと企てるサスペンス作品である。

予備知識無しなので、R18+ということも知らず、エログロサスペンスということも知らず、世界に飲み込まれていく。本作品を観るに当たっては、最低限の時代背景と登場人物の関係性(とくに誰が朝鮮人で、誰が日本人であるのか)を抑えておくべきだった。そうすることで、より早く、そして深く飲み込まれていけただろうと思う。

ネタバレを避ける感想となると結構厳しい。2時間半というかなり長めにも拘らず、三部構成になっているからか、全てにおいて必要な要素。欠くことのできないパズルのピース群。文字通り、一転二転三転を繰り広げる。というわけで、映画のここが良かったよ! ここがもう少し! という点を下記書き。

  • 良かったよ: エロくて変態でドギツイ内容なんだけど映像美が際立つ。ビジュアルで観ると文字とはまた違った印象を受けるだろう。確かに疑いようのないR18+であるが、おどろおどろしいものではなかった。
  • 良かったよ: 秀子さまと珠子(スッキ)の純粋さと、その純粋さによってより際立つ変態性を備える秀子さまの叔父・上月(日本人になりたくて日本人被れした朝鮮人)と藤原伯爵(詐欺師の朝鮮人)、登場人物たちがみな強く印象に残るものだった。
  • もう少し: 朝鮮人役も日本人役も全て韓国の俳優陣が演じているため、すべてが朝鮮人に見えてしまう。唯一の日本人である秀子さまでさえも。そのため、予備知識がないと作品に入り込むのに時間がかかってしまうことに。思い切って秀子さま役に日本人をあてるとか、秀子さまを朝鮮人にしてしまうとか、設定を変えてしまっても良かったかも。

本作品はスクリーンで観て良かったと思える一品。キネカ大森の独特な雰囲気とも合わさってその良さは増幅されていた。キネカ大森で観ることができてよかった。

公式サイト: お嬢さん

評点: (8.5/10)

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