ユーロスペースで『海炭市叙景』を観てきた

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昨日に引き続きの都内での映画鑑賞。場所は渋谷のユーロスペース。実は初めてのユーロスペース。ほんの少しだけ迷ったけれど、上映40分前に余裕の着でした。目指すは掲題の『海炭市叙景』。選択理由は何となくの雰囲気のみ。だから、加瀬亮や谷村美月、南果歩などが出演していることなんてつゆ知らず。

原作は41歳の若さで命を絶った佐藤泰志。さて、本作は北海道の海炭市が舞台となる。モデルは函館市。大きく5つの別々の物語が展開され、静かに収束していく。前述の通り、異なる海炭市の叙景が映し出されているが、どこかでそれらの叙景は繋がっている。上映時間は152分、約2時間半という長さだ。

鑑賞した方は分かると思うが、長時間をまったく感じさせない濃密さ。海炭市に生きる人々の叙景を見せられているだけなのに、スクリーンの外に放り出されることがない。理由のひとつ目は、各話の随所に出てくるレトロで寒色の何か。それは、巨船であったり、掘っ立て小屋であったり、路面電車であったり、薄灰色に覆われた寒々しい景色であったり。ふたつ目は、前にも述べているが、各話で微かに繋がりあう海炭市の叙景。3つ目は、言わずもがな各話に登場している、どこか憂いを帯びた人々。メインであってもサブであっても、キャラクタが立っているから驚かされる。

これ以上記すと、将来観る方の楽しみを削ぐことになりかねないので綴ることはおしまいです。各話にどっぷりと浸り込んでみてください。最後の重みが大きく変わります。

評点: (9.5/10)

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