TOHOシネマズ(光の森)で『ハウルの動く城』を観てきた

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幼馴染と観に行ってきた。公開日より「行こう行こう」と云い合っていたんだが、なかなかお互いの時間が折り合わず、少し遅れての鑑賞となってしまった。まぁ、席にも余裕があったし、結果オーライだ。

ジブリ作品は、『となりのトトロ』以降すべて劇場で観ている。ちなみに、いちばん好きな作品は『魔女の宅急便』。マクロ(世界観)からミクロ(人間の成長)まで、すべて楽しめた。と、別の映画の話は置いといて、とっても期待しながら鑑賞開始したわけだ。以降、個人的感想やネタバレを感じるかもなので、観る予定の人は読まないほうがいいかも……。ちなみに、登場人物など説明なしにがしがし載せてます。

おもしろかった! おもしろかったんだけど、なんというか……、”おもしろい”に留まってしまっている。ちぐはぐさが目立っちゃってたんだよなぁ。まず、根本的で悪いんだけど、ソフィーの少女の頃の声が合ってない。お婆さんになったときに初めてマッチしてると感じた。でも、ハウル役の木村拓哉はとても合ってたと思う。「この声、キムタクなんだよ」って云われないと気付かないかもしれない。

次に、引いた伏線が回収できていない。荒地の魔女の明確な目的や、サリマンの意図(なぜ戦争に荷担しているのかなど)が最後まで不明瞭だったし、カカシのカブにかけられた呪いも謎だった。そして、ハウルとカルシファーの間の秘密も疑問のまま終わってしまった。逆に、偶発的な事象が多く、どうも行き当たりばったりといった感じ。

さらに3つめ。ハウルは自分の美しさが失われると鬱状態になり溶け出す。そして、自分自身のことを”弱虫”とソフィーに打ち明ける。しかしその反面、戦場には率先して出向き、魔法使いの放つ刺客(弾)と勇敢に戦い、まるで別人のようになってしまう。(人間的に)強いのか弱いのかまったくわからない。荒地の魔女の攻撃にはものすごく怯えていたのに……。

そして、もうひとつ。それは、”戦争”の効果。この映画では、”戦争”が幾度となく映し出されていた。ハウルも「馬鹿げた戦争」と罵っていた。ソフィーの住んでいた街も空襲にあった。”戦争は敵も味方もない悪”とわかりはするが、それ以上のことが何も言及されずに映画は幕を閉じている。最後にハウルとソフィーがハッピーエンドをむかえたのを知り、”戦争”の裏幕ともいえるサリマンはあっさりと「じゃあ、戦争は止めましょう」と云う。この映画にとって、そんなに”戦争”って軽いものなのかと、首を傾げてしまう自分がいた。

他にもいろいろと疑問点(ソフィーの涙の粒が大きすぎとかw)はあるが、おもしろい趣向も要所で感じた。たとえば、ソフィーは魔法で90歳のお婆さんに変えられてしまうのだが、映画の後半で幾度となく若返る。顔や体は若返るのだが、髪は白髪のまま。たぶん、ハウルと共にいる時、つまりソフィーの心が揺さぶられている時に内面だけでなく、外見まで若返ってしまうのだろう。ラストシーンでも、ソフィーは白髪のまま顔や体は若返っている。でも、実際は90歳のお婆さん。ソフィーの心情が、視覚的に表されているのにはおもしろいと感じた。

突込みどころは多いが、エンタテイメントとしてはじゅうぶん楽しめると思う。『千と千尋の神隠し』の記録を抜いちゃうのかなぁ。次に観る時は、もっと気楽な気分で観ちゃおうっと。

評点: (4.5/10)

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